昭和63年に千葉県内の養鯉池で白いアメリカザリガニが発見され、数年の後に繁殖個体が出回り始めたことは、観賞魚雑誌でその都度大きく取り上げられたこともあり、アクアリストの間で大変な話題となりました。その後、ザリガニという飼育ジャンルの確立とともに、青個体や白ヒゲ、そしてベタ赤・・・と、様々な体色を身にまとった個体がデビューし、多くのキーパーの目を楽しませてくれていることは、すでにご存知のことでしょう。ここでは、そんなアメザリたちを、各カラーバリエーションごとに、その繁殖・維持方法も含めてご紹介します。なお、ここで紹介いたします各バリエーションの分類基準は、今までの飼育・流通及び文献上での写真などをもとに決定したものです。予めご了承下さい。

アメザリ・カラーバリエーション・ガイド


序説1 体色の判断基準
アメザリのカラーバリエーションを語る前に、まず知っておかねばならないことや、そのための基準について考えます。
序説2 個体群型と突然変異型
繁殖計画にも少なからず影響を及ぼす、2つの「型」について考えます。

その1 通常色個体  鋭意制作中!
その2 白色系個体
その3 青色系個体
その4 ベタ赤色系個体
その5 桃色個体
その6 白ヒゲ赤色個体
その7 白ヒゲ青色個体
その8 色抜け個体 NEW! NEW!


当コーナーの記事制作にあたっては、佐倉ザリガニ研究所独自のデータに加え、各ブリーダーさん並びに生体採取業者さんにも聞き取り調査を行ない、情報の分析を加えました。なお、これらの方々よりもたらされた情報のうち、内容的に合致しない、あるいは背反する部分に関しては、原則として経験年数及び取扱実績の多い方のおっしゃる見解を尊重し、また、その内容・状況によっては、佐倉ザリガニ研究所独自の判断により、併記の形態をとりました。なお、参考文献として「月刊アクアライフ」各該当月号(マリン企画)「色ザリ各種・セールスマニュアル」(日本淡水開発製作・非売品)を利用させいただきました他、渡部久氏(動物屋Gecko)、小野寺豊氏(ONOファーム)、石島隆一氏(つくばブリーディング)、下釜豊久氏、中村淳一氏(日本淡水開発)、松坂實氏(株式会社アグア)、樋口亙氏(谷養魚場)、黒田雄成氏、中根裕氏各氏ならびに生体採取業者様、有力商業ブリーダー各位のご協力をいただきました。心より御礼申し上げます。なお、生体採取業関係者につきまして、佐倉ザリガニ研究所及びジャパンクレイフィッシュクラブは、いわゆる「違法採取」(採取対象ならびに採取方法を問わず)系の方とは一切お付き合いしておりません。