我々にとって「空気」が不可欠であるのと同じように、ザリガニにとって「水」は絶対に欠かすことのできないものです。有害物質を多く含んだ、ホコリだらけの空気では、私たちも健康に生きて行けませんし、それはザリだって同じこと・・・。空気が水に変わっただけの話ですもんね!
そこで、今回は、そういったザリたちの「命綱」である飼育水について、様々な要素から検討してみたいと思います。なお、水槽の立ち上げ時における飼育水の作り方につきましては、「あなたの水槽、大丈夫?」のコーナーを御参照願うことにし、今回は割愛させていただきます。また、各々の項目で取り上げるデータ数値については、ヤビーにおける数値を基準とし、特に大きく外れると思われる部分に限り、種名を挙げて付記することとしますので、あらかじめ御承知おき下さい。
最終更新日 平成16年6月15日
その1 なぜ、軽視されてきたのか? 〜水について、突き詰められなかった理由〜
その2 淡水エビは弱酸性飼育なのに・・・ 〜pHの問題〜
その3 胃石は「生活の知恵」 〜硬度(含有カルシウム)の問題〜
その4 ダイオキシンと鉄サビ 〜有害含有物質の問題〜
その5 熱すぎず、冷たすぎず・・・ 〜適正水温の問題〜
その6 生きているから、呼吸したい! 〜溶存酸素量の問題〜
その7 生きている水、死んでいる水 〜水循環の問題〜
その8 「きれいな水」の定義 〜飼育水設定の問題〜