一体どんな場所に出掛けて行けば、
  アメリカザリガニと会えるんですか・・・?


私たちがアメリカザリガニの話をする時、一番多く聞かれる質問の1つが、このことです。アメリカザリガニは、ザリガニ類の中でもナンバー1と言ってもよいほど強健で、かつ適応能力に富んだ生き物ですので、ある程度の条件が揃った水辺であれば、たいていは生きて行くことが可能ですが、ひと口に「水辺」といっても、環境は様々・・・。それが一体どんな場所で、どんな深さで、どんな流れがあって、どんな生き物がいて・・・と、違いはいくらでも出てくるものですし、必然的に、そこに棲む個体たちにも、多かれ少なかれ影響を及ぼしているといえましょう
一般的に「棲息域」という言葉を用いますが、「棲む」といっても「棲める場所」と「棲むのに適した場所」とは、似ているようで全然違います。稚ザリにとって暮らしやすい場所、大型個体にとって居心地がよい場所、夏に過ごしやすい場所、そして冬に退避できる場所・・・。そうした違いを知ることは、とりもなおさず、アメリカザリガニ自体を知ることでもあるのです。稚ザリをたくさん見たいなら、大型個体に会いたいのなら、赤みの強い個体を探すなら・・・。それぞれの水域には、それぞれに特徴があり、そこにいるザリガニたちにも、様々な違いが出てくるものです。このコーナーでは、そんな水域を傾向別に分け、各々の特徴や個体の傾向、捕まえ方の差異などを考えてみることにしましょう。


棲 息 域 別 も く じ
項目ごとの見方
流 水 域
大規模河川 中規模河川 用水路(土堀) 用水路(コンクリ)
暗 渠                           
止水・緩流域
大規模湖沼(山間部) 大規模湖沼(平野部) 溜 め 池 水 田
休耕田(当年休耕) 休耕田(経年休耕) 不定流水路         
人工水域
親水公園 調 整 池 人工造成池 排水用暗渠
                                   


〜 御 注 意 〜

このコーナーにおけるデータ及びデータに基づいた傾向や特徴などにつきましては、佐倉ザリガニ研究所及びキーパー、ブリーダー、採集家有志の持ち寄ったデータや情報によって集積・分析されたものです。このコーナーにおける情報などに基づいた採集活動や観察・飼育等において万が一トラブルが発生したり、情報に反する状況が発生したりするなど、いかなる場合においても当サイト管理・運営者及びジャパン・クレイフィッシュ・クラブは、一切その責任を負いません。また、各コーナーにて紹介してあります棲息地の場所やアクセス方法など、具体的情報につきましては、一切公開いたしません。皆様各自のご判断と責任においてご活用下さいますようお願い申し上げます。



もどる