水 田
佐倉ザリガニ研究所の独断と偏見による この水域の特徴 |
評価項目
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評価値(オレンジが多いほど高評価になります)
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個体はたくさん採れそう?
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巨大ザリはゲットできそう?
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ファミリーで楽しめそう?
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いわゆる「田んぼ」で、実際に耕作中の水田域です。ここの場合、季節によっても環境によっても、個体の状況は大きく変わります。まず、その水田または用水路流域で殺虫剤あるいは強めの農薬、化学肥料などが使用されていた場合、個体はほとんど棲息していないか、あるいは、棲息していても、あっという間に壊滅してしまいます。ほんの数日前までチビザリがたくさんいた田んぼが、農薬散布ヘリコプターが1度飛んだだけで、あっという間に全滅・・・なんてことも珍しくありません。また、稲が栽培されている時期(春から秋)に掛けては、水田内に水が入っていますが、水深は右の写真のように極めて浅く、大型個体の棲息には必ずしも適切な環境とは言い難いものがあります。従って、この時期は、TL5センチ程度までの個体が主流となります。無農薬水田などであれば、用水路を伝って多くの個体が入ってきますので、それなりの数を見ることができますが、基本的には小型個体中心と考えるべきでしょう。それより大きな個体をここで見つけるためには、逆に農閑期、特に最近の水田は乾田方式が主流になっているので、水の完全に抜かれた冬場などに、巣穴を探して掘って行くパターンとなりましょう。
水深もなく、基本的にはクロ(畦道)から採って行く方法に限られるので、採集は網か手づかみ、そして冬期の巣穴掘りのいずれかしかありません。カゴや仕掛け網などは、大切な稲に傷をつけたり、農作業の障害になったりするので、現に慎まねばなりませんし、第一、効率的ではありません。それに、基本的に水田は、農家の皆様にとっての「仕事場」であり「財産」でもあるのです。クワガタの「私有地への材割り乱入」ではありませんが、大切な場所に何の配慮もなく入り込んで、好き放題やるのは、人間としての基本的なルール違反となりましょう。近くに農作業中の方がいらっしゃれば、ひと声掛けてから入ることや、絶対にクロを崩したり傷めたりしなように注意を払うなど、きちんとした姿勢と配慮が何より肝心です。こういうことをきっちり守れるのなら、ファミリーで楽しめる最適な場所なのですが、今回、マーク2.5点としたのは、こうした心配によるものです。特にお子様と一緒に楽しみたいとお考えの皆様は、ぜひ、きちんとしたルールを守って「マーク5点」の環境でザリ採りを楽しんで下さい。
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