暗渠




佐倉ザリガニ研究所の独断と偏見による  この水域の特徴
評価項目
評価値(オレンジが多いほど高評価になります)
個体はたくさん採れそう?
    
巨大ザリはゲットできそう?
    
ファミリーで楽しめそう?
    




  水田や農地用水路付近で、道路や鉄道などの高架地点などにみられる「トンネル」です。その規模(暗渠部の長さ)にもよりますが、鳥などの攻撃から身を守れる分、ザリガニにとっては非常に住みやすい環境になると言えましょう。特に、写真にあるような水深の浅い、いわゆる(底見え)の状態ですと、コイなどといった大型魚の侵入も少なく、ザリガニの成長には好都合であり、比較的大きめの個体も目にすることができます。
ただし、季節ごとの流量差が極端に大きかったり、あるいは流速が速いなどの場合は、ザリガニ自体が棲もうにも棲めない・・・ということもあり得ます。こういったケースの場合、流量は多い方がザリガニにとって都合よくない環境となりましょう。こうした形で、直射日光が射し込まない環境であれば、水流らしい水流がほとんど見られず、いわゆる「泥トンネル」の状態であっても、ザリガニにとっては、さほど問題ないケースがほとんどです。こうした環境の中においては、非常に短い巣穴が多く見られるため、(暗渠の中に入り込むことが条件となりますが)通年でハンドキャッチすることが可能です。




基本的に、こうしたポイントは「採り子」さんたちが入るべきところであり、子どものみ、あるいは子ども連れでの採集はお勧めしません。というよりも、厳に慎むべきだと思います。万が一のトッラブルが発生した際に、周囲から気づかれにくいことや、底の作りが、その場所その場所によって異なるため、身動きが取れなくなってしまう危険性があるためです。また、地域によっては、水利関係の理由により、急激な水量の変化が起こる場合もあります。大人であっても2人以上で赴き、必ず1人以上は外から状況を見守ること、必要以上に奥深く進まないことなど、危険回避の対策は万全にしておいて下さい。実際に仲間で入り込まなくても、ある程度水の動きがあるようであれば、流入口付近に仕掛けたりすることで、それなりの成果は上がるはずです。子どものみ、あるいは子ども連れで出掛ける場合、足元に気をつけて、入り口から採取するようにしましょう。その際も、基本的には流入口からアプローチする方が、より高い成果が現れます。あくまでも、危険回避を第一にすることを忘れないで下さい。




もどる