第81回アカデミー賞・外国映画賞を受賞した名作「おくりびと」で、社長役の山崎努さんが、主役の本木雅弘さんを前にしつつ、焼いたフグの白子を食べながらポツリと言った一言「美味いんだよなぁ、困ったことに・・・」 この映画の中に込められた様々なテーマの中でも、最も印象深く、そして非常に深い意味が含められている1シーンでしたよね。

 ザリガニを愛する人たち、特に「自分の水槽の中で飼育する」という点においてのみ強い興味を持つ方々からしてみれば、そんな対象のザリガニを「喰う」ことなど、まさに言語道断かも知れません。しかし、有史以来、生物学の研究というものは、常に食文化とともに歩んでいることも、これまた事実・・・。世界有数のエビ類消費国である日本において、特にクルマエビやイセエビなどの優れた研究成果が次々と報告されているのも、実は、こうした背景があるのです。実際、諸外国の多くの研究者は「あれほどエビを消費する日本人が、どうしてザリガニを食べようとしないのか?」と訝しがっているくらいなのですから。

 それなら、日本でも「ザリガニを喰う」シーンを探してみるか・・・。

 ザリガニという生き物が大好きな我々としては、賛否両論あることも充分に踏まえた上で、しかも「臭そう、キモそう、マズそう」という、多くの日本人が抱いている、大きな大きな「誤解」を解くべく、実際に自ら「美味しい想い」を経験しながら、この「ザリガニを喰う」というテーマについてアプローチしてみることにしました。それにしても、美味いんだなぁ、困ったことに・・・(笑)。



最終更新日 平成23年10月27日


   まず、自ら実際に「美味しい想い」をしてみよう!  ザリガニを「喰う」   
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