人形は「顔」が命。じゃあ、ザリガニは「ハサミ」が命。ん・・・? まぁ「命」とまではいわなくとも、大きなチャーム・ポイントであることは間違いないことでありましょう。このコーナーでは、大人から子どもまで、多くの人々の心を奪ってやまない、彼らの「ハサミ」に徹底して注目しちゃおう・・・と考えています。本邦初の「ハサミ・カタログ」! さぁ、チョキチョキ・・・じゃなかった、シャキシャキ行っちゃいましょ〜!

最終更新日 平成15年9月21日



「片ばさみ」だからどうした!
このコーナーを御覧いただくにあたり、佐倉ザリガニ研究所が考えていること〜

このコーナーは、ザリガニ1匹1匹の持つハサミの美しさを考えることがテーマとなっていますが、決して「左右両方とも揃っていなければならない、または美しくない」という意図を主張するために設置したものではありません。ハサミというと、「穴掘り」「喧嘩」などの場面で非常に重要な役割を担いますが、通常の水槽飼育においては、掘穴行動が生命維持にとって必要不可欠なものでもありませんし、喧嘩も未然に防ぐことが可能です(というより、できるだけ防がねばなりません)。となれば、少なくとも飼育水槽の世界においては、仮に片方が欠損していても「即あの世行き」ということにはなり得ませんし、よほどの大型個体や老成個体でもなければ、必ず再生してきてくれるものです。また、こればかりは仕方ないことなのかも知れませんが、ハサミが片方とれただけで「傷物B級品:半値奉仕」みたいな扱いになってしまうのも、少し悲しいことだと思います。片ばさみは、決して「欠陥」ではありませんから・・・。
確かに、一時的なアンバランスさはあるかも知れません。しかし、仮に片方が欠損していれば、キーパーの「愛と情熱」とで、バッチリと再生させてあげればいいだけのことですし、両方ならばなおのこと・・・。見方を変えれば、欠損個体は、私たちキーパーに、そういう素晴らしいチャンスと感動とを与えてくれる個体ですから「B級」どころか「特A級」なのだと思いますし、それぐらいの意気込みで臨んでこそ、最高の個体に育ってくれるのではないでしょうか? 体色と同じく、ハサミが再生してくれる時の嬉しさや感動は、安易に完成品を求める姿勢でいる限り、決して得られるものではありません。

ハサミの美しさすらも、結局はキーパーの愛情に比例するものである・・・。

佐倉ザリガニ研究所は、そう考えています。そして、できますれば1人でも多くのみなさんに、そのような視点でこのコーナーを御覧いただけますことを、心よりお祈りしております。





もくじ


   Battle-1   「ワンポイント」対決  (シグナル・クレイフィッシュ vs オルコネクティスsp.)

   Battle-2   「靴べら」対決  (ブルーマロン vs レプトダクティルス)

   Battle-3   「丸」対決  (クーナック vs バラッド)


〜 御 注 意 〜

この項目で取り上げられているハサミに関する諸項目及び判定については、あくまでも佐倉ザリガニ研究所の独断と偏見に基づいて設定されたものであり、種の優劣や、科学的見解に基づいて比較した結果を示すものではありません。また、あくまでも「楽しんで御覧いただくこと」を第一義に構成したものであり、中立性や正確性に主眼をおいたものではございません。御覧のみなさんにおかれましては、この点を御了承下さいますようお願い申し上げます。「自分の大好きなザリが負けるのは絶対におかしい! 判定をし直せ!」みたいな「マジ抗議」は、どうぞ御容赦下さい。