「靴べら」対決
(ブルーマロン vs レプトダクティルス)

 VS 


いきなりシブ系で、意表を突いた(というより期待に反した)第1試合に引き続く第2試合! これまた意表を突くテーマ、それは「靴べらのように平べったい」ハサミ対決・・・で行こうじゃありませんか!

今回の対決は、どちらかというと意外な顔合わせですよね。確かに、マロンもレプトダクティルス(ターキッシュ)も、それなりに特徴を持ったハサミを有していますが、マロンのハサミにはスレンダーなイメージがあるし、レプトダクティルスといえば、まさに「フォークのような細長さ」が有名! 「靴べら」対決・・・というには、ちょっと「?」な印象です。でも、ちょっと待った! マロンにせよレプトダクティルスにせよ、特にオスの場合、老成してくるとハサミが横向きにも大きくなってくる個体が出てくるものなのです。マロンなんか、先端部が内側にキュッと湾曲して、長めの前節と一体になって、まるで金属の靴べらのよう・・・でしょ? 一方のレプトダクティルスだって、負けてはいません。元々厚みは少ないハサミを持つ種ですから、横側に巨大化してくると、写真にあるようなウチワ状のハサミへと育ってくるワケです。サイズ的に見ても、ハサミの横幅はボディーの太さとほとんど変わらないわけで、同じ大きさのザリが三匹並んでいるような雰囲気さえしちゃいますモンね!

それじゃあ、判定っ!

大きくなるのはマロンの方だし、老成個体のハサミの迫力は凄いものがあるけど、この写真に登場するレプトダクティルスのハサミは、あまりにも靴べらっぽいし、足がすっぽりと靴に滑り込みそうな柔らかいイメージを感じるんで、この対決はレプトダクティルスの勝ち! っていうより、この個体を見た瞬間! 「うわぁ! 靴べらみたいなハサミしてやがるぜ!」と思いながらシャッター切ったんで、最初から勝負が決まってた・・・。無理やりこじつけてエントリーしたマロンには、ちょっと申し訳ない対決・・・となった次第(苦笑)。




も ど る