Duel-1(第1試合)
超ヘビー級成体オス
〜時間無制限1本勝負〜
さぁ、それでは、実際の写真を見ながら、彼らの喧嘩の様子と、見極めるべき様々なポイントについて考えてみましょう。ここでは、このコーナーのメインページ写真でご覧いただいている、ヤビーの中でも特に大きい完全成体のオス同士を戦わせてみました。今回は、こうした説明をするためにわざとセッティングしたわけですが、通常、これほどの成体のオス同士を同じ水槽に収容すると、よほど広く、互いの生活スペースが確保されない限り、かなり重篤なトラブルへと発展する危険性があります。当然、稚ザリたちがチョロチョロ戯れるレベルでは済みません。喧嘩の流れや予防、回避方法を知ることも悪いことではありませんが、喧嘩は、組み慣れたペアの間でも起こり得るもの・・・。何をおいても一番大切なことは「喧嘩が起きそうな個体の組み合わせを最初からしない」ということなのです。
今回の主役は、左側のオス。この120センチ水槽の主でもある、TL13センチ強、6歳になる完全な成体です。もう、3年近くこの水槽で暮らしており、前年の春から右側のメス(3歳)と組ませたままで飼育を続けており、「judge-2」のページでは、彼らの「日常風景」を写した写真を見ることができます。ここ1〜2年は脱皮も年1回ペースとなっており、ところどころバーンスポットができていますが、これも老成個体ならではのチャーム・ポイントでしょうか(苦笑)。老いてもなお衰えず、毎年、元気に繁殖を続けてくれています。
そして、今回のバトル相手は、下段の90センチ水槽から、グリーン系の3歳オスを持ってきました。大きさは上のオスよりも心持ち小さいですが、元気いっぱいで、もちろん元々の水槽では親分格の個体です。この個体を120センチ水槽の、しかも通常、ペアが陣取っている据え置き分けプラケ横の流木組みのところに投入してみましょう。さぁ! 戦いのゴングだぁ!
本来であれば、解説つきで写真をご覧いただくべきところですが、推理仕立ても非常に好評でしたので、このコーナーも、最初はあえて解説なしで写真だけをご覧いただきたいと思います。写真は、時系列で並べてあります。これらの写真を順に眺め、どの瞬間に、どんな特徴や見極めポイントがあるのか、ぜひ考えてみて下さいね!
(シーン1)
(シーン2)
(シーン3)
(シーン4)
(シーン5)
(シーン6)
(シーン7)
(シーン8)
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