模様流木
佐倉ザリガニ研究所の独断と偏見による この流木の評価 |
シェルター
として
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食用として
機能する?
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水槽景観上
としては?
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流通頻度は
どう?
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ザリ飼育用として
の総合評価は?
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模様の形状が個体に 合う場合のみ
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突起部があるようなら 充分に機能する
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形状的に見るならば 最もよく映える
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一般的に最も好まれる 形状なので在庫多し
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あくまでも景観本位で ザリ飼育向けではない
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「模様」(もよう)と聞いてピンと来る人は、基本的に植物系、特に鉢物、盆栽などをやってきた経験のある方に限られることでしょう。どういう理由で流木の世界に盆栽用語が持ち込まれたかは定かでありませんが、ここでいう「模様」とは、いわゆる「パターン、デザイン」という意味の言葉ではなく、曲線、カーブラインを指す言葉です。つまり「模様流木」とは、「直線状の棒型ではなく、途中で何らかの曲線を持った、カーブ状の流木である」ということになりましょう。今さらここで、流木の形状に関する定義を説明したところで、ザリ飼育には何の関係もない話なのですが・・・(苦笑)。
写真をご覧いただいておわかりの通り、形状的には「最も流木らしい形」をしていますから、水槽内のアクセントとしては、非常によく映えます。水草類の活着技術如何では様々な表現もできることから、観賞魚趣味界全体から見れば、数ある形状の中でも、最も好んで選ばれるものといってもよいでしょう。
ただ、こと「ザリガニ飼育」という点で考える限り、「隠れる」「食べる」という2つの要素で不安が残ります。これも、どれくらいの模様が入り、どういう突起形状を持つかという部分と、実際に収容する個体との比較によって変わってくるものです。ある程度の大型個体であれば、多少模様の入りが浅くても大丈夫である場合もありますし、かなり強い模様でも、シェルターとしては全く意味をなさない場合もあります。また、最初から突起部分がほとんどない状態ですと、個体はなかなか食べるためのアプローチをしてくれないこともあります。これらの点から考えると、よほどの理由でもない限り、積極的に採用すべき形状ではないように思えます。
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