福岡ダイエー ホークス
黒ツバＦＤＨ帽子・ホーム用
使用期間 平成５年〜平成10年
（ただし、ウエスタン・リーグでは平成11年以降も使用）
展示No. H10
ミズノ・プロ製 選手仕様帽子
福岡ドーム時代の幕開けを飾る新生ダイエーホークスは、その装いを一新！ あれほど話題を呼んだ三宅一生デザインを躊躇なく脱ぎ捨て、より精悍さを増したモノトーンに、鮮やかオレンジという、オーソドックスでありながらも斬新なコスチュームに身をかためました。九州出身選手のドラフト指名やトレード補強などで、南海色も少しずつ薄れ始め、徐々に「九州のチーム」の雰囲気が強くなって行きます。成績は相変わらずですが、ファンの声援が、少しずつ、少しずつ大きくなり始めたころでした。
黒とオレンジという色使いは、日本の場合、何といってもジャイアンツなのですが、ユニフォームの色使いが斬新であったからでしょうか？ こうして帽子だけを見ても、さほど巨人らしい匂いは感じられません。さすがに「強さ」までは感じられないにせよ、この何年か後に大爆発する「常勝ホークス」の到来を予感させるかのような「凄み」は充分に漂ってくるようです。
どのチームにあっても、常に、しっかりと明日を見据えてチーム作りを続けてきた根本陸夫監督・・・。広島、西武、ダイエーと、常に「礎作り」に精根尽くした闘将は、最後の仕事となったホークス再建を、この帽子とともに進めていたのです。
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