福岡ダイエー ホークス
「ガッチャマン」ヘルメット



使用期間 平成元年〜平成4年

展示No. H09
ダイエー製 球団承認タグ付き市販ヘルメット

 ダイエーホークスの新ユニフォームお披露目記者会見には、投手側から加藤伸一、野手側から佐々木誠と、当時のホークス「男前コンビ」がモデルとして登場しました。三宅一生が担当したというユニフォームのデザインは、全く緑色が使われなかったという点で、寂しくもあり、そして新鮮でもありました。でも・・・。
 佐々木選手の頭上に輝いていたのは、当時のホークスファンにとって「新鮮」という域をブチ越えた、恐ろしい「視線」だったのです。相手を威圧するように・・・という願いのこもったこのヘルメットの下には、佐々木選手の伏し目がちな笑顔があり、事実、開幕後の試合では、行く先々で恰好の「ネタ標的」にされてしまいました。ホークスに命をかけていた「証」として、試合に行く時の私たちは、自宅からホークス帽子をかぶって出陣していましたが、このヘルメットだけは、最後の最後まで、球場の外でかぶることができませんでした。
 あのころ、ホークスがこの先、優勝戦線を賑わせる「常勝軍団」になることなど、スタンドの誰もが予想していませんでした。だからこそ「強さ」や「精悍さ」よりも、「弱さ」や「恥ずかしさ」の方が強く感じられてしまったのかも知れません。このヘルメットを、今のダイハード打線の戦士たちがかぶったら、少しは違ったイメージになるかも・・・知れませんね。



もどる

mimo@pacific.interq.or.jp