JCC・平成14年度総会&大消毒会

〜前 編〜


JCCメンバーにとっては、年に1度のビッグ・イベントである「総会&大消毒会」ですが、結成10周年の節目でもある今年度は、三重県鳥羽市での実施が決定! 心地よい秋風の吹く9月15日(日)、全国各地から20名以上の精鋭ザリ・キーパーが集まり、鳥羽水族館での特別展見学に大消毒会と、大盛り上がりの一日となりました! 例年通り、思わぬハプニング(?)も続出したこの日の様子を、ちょっとだけ御紹介しましょう。


  

鳥羽といえば、風光明媚な観光地! 静かな海と清々しい風の吹き抜ける中、全国より続々とメンバーが集まってきます。つい先日会ったばかりのメンバー、1年ぶりの再開を喜び合うメンバー、そして、初めて出会うメンバー・・・。JCCのイベントには、いつも「出会いの喜び」があるワケで、これこそが「人間の輪」というものの醍醐味なんですねぇ。おぉっと! 東京から颯爽と登場した矢尾井カーのボンネットには、光輝くJCCマークが!(当然、走行中は取り付けてないですぜ!)



水族館の入口では、今日の目玉の1つであるザリガニ特別展の案内ボードが、ラッコに抱かれてお出迎え! ドキドキ、ワクワク、期待に胸躍ります。



  

一行は、JCCの心強い仲間であり、今回の特別展を必死になって作り上げた立役者でもある、鳥羽水族館の芦刈さんに率いられ、まずは特別展の会場へ・・・。写真展示、解説パネル、そして生体展示と、多くの見学客に混じって、食い入るように展示を見学します。右の写真は、N村代表と一緒にアメザリの生態環境展示をみつける某主力メンバーの御令息。お? 帽子とTシャツのデザイン、どっかで見たことあるぞぉ!



  

会場の奥には、ザリ・キーパーにとって「幻の伝説」でもある「摩周湖巨大ザリガニ」の実物大模型がドドーンと鎮座! 見学していた一般のお客さんたちから、次々と感嘆の声が上がっています。この模型に再開するたび「次の探索調査の時は、絶対に参加させてもらうぞ!」と、心に誓ってしまうメンバーたちなのでありました。で、隣りは生体展示のウチダザリガニ。20センチ近くはあったでしょうか?(底砂の粒の大きさと比べてみてね! 大きさがわかるでしょ?) 今回の展示のために、阿寒湖からわざわざ空輸された個体だそうです。それにしても、このバカでかいハサミはド迫力モン! 外産ザリばかりが脚光を浴びる昨今ですが、ウチダだって、なかなかどうしてカッコいいですよね!



「あぁ! またやっちゃってるぅ!」
JCCメンバーの鋭いチェックの目は、外から見えるところ以外の場所にも斬り込んで行くのです。レイアウトは? 水回りや濾過は? 管理は? 小型水槽と大型水槽との差異は・・・? 会場の中で、芦刈さんとJCCメンバーとの、真剣で熱い、突っ込んだ質疑応答が続けられます。その周りには、そんな集団の様子を怪訝そうな表情で遠巻きに眺める一般のお客さん・・・。そりゃあ、水槽の裏とか下とかを覗き込んで、機器とかホースとか見ながら、係員の人を相手に熱いトークしてるんだから、どう考えてもヘンな集団にしか見えないよなぁ(苦笑)。ホント、芦刈さんには御迷惑をお掛けしました。



で、これが今回の「目玉」であるヤビーさん。会場にいたヤビー狂の面々は、それこそ落涙の想いで、いつまでも飽きることなく個体たちを眺め、芦刈さんの御尽力に感謝していたのでありました。「ヤビーなんて、別に大したことないじゃんかよぉ。ブルーマロンの方がよっぽどいいぜ!」なんて思っていらっしゃるアナタ! この個体は、そんじょそこらの個体と違うんですぜ! なぜ、JCCヤビー狂の面々が感慨深げに眺めていたのか? 知りたい人は、今すぐ「ヤビー・キーパーズ・フォーラム」内の特設ページをCeck!!



特別展の会場を一旦出た後、ひとときの自由時間。メンバーは、思い思いに水族館の展示施設を見学します(ウワサでは、約1名のオッサンが、早くも休憩所に陣取ってビールを飲んでいたらしい・・・苦笑)。ザリガニ愛好家の団体ですから、水生生物が嫌いな人などいるわけがなく、各メンバーとも嬉々として魚や他の生き物の見学に回りました。さすがは国内有数の水族館! 様々な生物が、非常に興味深く展示してあります。これだけでも、来た甲斐があったというもの・・・ですね。



再集合後、芦刈さんを先頭にゾロゾロ歩く怪しげな黒い一団(写真は全員後ろ姿ですが、たまたま写っているのは、マロン道場のMorbid師範、パラスタシダエのT沼総帥、そして関西を代表する青ザリ蒼龍先生という錚々たるメンバーなのでございまして・・・ただの「黒服三人組」とは違うのです!)は、廊下の途中にある扉から、次々と奥に入って行くではありませんか! この入口は何? そしてその先にあるものとは・・・? そいつは、後編で!




後編へ続く