大掃除で引き出しの奥深くから出てきた、1本のモノクロ・フィルム・・・。ふと透かして見てみると、そこには南海戦士の雄姿が写っているではありませんか! 写っている選手や背番号などから察するに、身売り前年の昭和62年に行われた川崎球場での試合を収めたもののようです。そういえば、当時は応援の合間に、カメラ片手に内野スタンドに入り込んでは、選手の写真を撮っていたもんなぁ・・・。いい加減というか大らかというか、南海戦のようなゲームですと、内・外野を分けるゲートにも係員がいないことも多く、気が向けば、平気で内・外野を行き来することができたんです(苦笑)。そんなこんなで撮影された「モノトーンの雄姿」を、今はなき川崎球場を懐かしみながら、ちょっとだけ御紹介しちゃいましょう。



小川 史選手(1)
俊敏な守備が光っていました。





加藤 英司選手(7)
2000本安打達成に向けて、門田選手とともに「爺さんクリーンアップ」として大活躍!





高柳 秀樹選手(23)
レギュラーに最も近い「代打の切り札」。左殺しの巧打連発には、何度も唸らせられました。





山村 善則選手(5)
地味ながらも、キッチリと守り抜く技量を持つ、まさにプロ。こういう選手が、ホークスをしっかりと支えていたのです。





矢野 実選手(24)
南海最後の「アイアン・ホーク」。来る日も来る日もブルペンで肩を作り、当たり前のようにマウンドに立ちます。背番号も、野手のナンバーみたいだしなぁ。





門田 博光選手(60)
厳しい内角攻めに、思わずのけぞる我らが主砲。たいていはこの後、微かな笑みを浮かべて打席に戻り、閃光のような一発をスタンドに叩き込むのです。





ハモンド選手(4)
・・・。

この人には、もっと働いて欲しかった(確かこの日も、代打で凡打でした)。来日した時から、マジで打てそうにない風貌だったしなぁ・・・。






(おまけ)ロッテ内野陣&牛島投手(27)
後に、千葉ロッテマリーンズを動かす首脳陣が勢揃いしてますなぁ・・・。詳細な記録がないので、どの日に撮影したものかはわからないのですが、コマの最後にこの写真が写っていたということは、この日、ストッパー牛島に抑えられて、きっと南海は負けたのでしょう(苦笑)。