林檎ジャンカーの聖地・秋葉原



ひと口に「アキハバラ」と言っても、エリアによって、それぞれの「顔」があり、全く違った雰囲気を持っているものです。うっかり間違って昭和通り方向に降りた日には、全く違った「街」に出会えてしまいますからね・・・(苦笑)。
で、普通「電気街」といわれるのは、中央通り沿いのエリアです。この写真の通り、日本を代表する大手電気ショップが軒を連ね、地方から出てきた人でも、名前を聞いたことがあるショップも多いはず・・・。テレビにもよく登場する、最も秋葉原らしい光景が、そこには広がっています。
ただ、一流のジャンカーさんは、なぜかここを素通りしてしまうんです。なぜかって? それは、ここにある多くのショップが「新品・親切・高価格」のショップだから・・・。私なんかは、まだまだこうしたお店のお世話にならないといけませんが、ジャンク物ですと、ここでは、かえって欲しいものが探せなかったりするわけです。さ、もう少し進んでみましょう。


じゃあ、どこに行ったらジャンクショップがあるのか・・・? ということになるのですが、それは、こんな感じのエリア・・・。
中央通りから1本奥に入ると、道幅がグッと狭くなり、そして、こうした感じの小さなショップがずらっと並んだエリアになります。大手ショップのようなケバケバしさもないし、華やかな衣裳に身をかためたキャンペーン・ガールもいないけど、こうしたエリアこそが、ジャンカーの「心のふるさと」! 小さく、そして限りなく魅力的なショップが、1軒、また1軒と点在しています。通りを歩いている人たちも、なぜか「パソコンに詳しそうな人」ばかりに見えてしまうのも、不思議なモンですよね(苦笑)。


秋葉原、いや、パソコンを扱う人間なら知らない人がいないくらいの超有名店「ソフマップ」でも、このエリアに出店すると、ホラ、この通り! 中央通りの店構えとは、全然違うでしょ? 
こうしたショップの場合、つい数年前まで最高機種として、ン十万円の値札と一緒に中央通りのショップに飾られ、私たちが、ただ眺めるばかりだったようなマシンの数々が、平然と店先の地べたに積まれていたりします。値札の数字も、下手をすると、あの時よりもゼロが2つ以上少ない・・・。今となっては見慣れた光景ですが、初めてこれを見た時には、目がテン・・・になりました(苦笑)。


 さぁ、それでは、勇気を持ってショップの中に入ってみましょう。とにかく、入らないことには、話が続きませんからね!