ザリガニは、食用・観賞用だけでなく、学術界でも優秀な実験動物として、古くから用いられてきました。こうした学術研究の成果が、現代の人間社会生活に大きく活かされていることは、もはや申し上げるまでもありません。学術機関だけでなく、多くの小・中学校や教育機関などでも、様々な教育活動における教材として広く用いられており、当ホームページにも、連日、多くの学校関係者の方や生徒・児童のみなさんにお越しいただいております。
 さて、当ホームページでは、こうした現状を踏まえ、ザリガニへの興味や愛情をより一層深めてもらうべく、御来室のみなさんと一体となった「同時進行型実験企画」を実施することになりました。実際に当ホームページ上で展開される実験と同じ状況を再現していただき、御一緒に進めながら、ともに考えて行こう・・・というものです。当ホームページ及びジャパン・クレイフィッシュ・クラブは、学術機関ではございませんので、あくまでも手軽に、そして楽しみながらザリガニと付き合って行くことを主眼において内容を選び、進めて参ります。御家庭のみならず、小・中学校の学級や児童館などでも簡単にスタートできますので、ぜひ、お気軽に御参加下さい。もちろん、参加登録費・参加費などは一切ございません。「いつからでも」「始めたい時に」スタートして下さい。
 この企画によって、一人でも多くの方がザリガニへの理解や愛情を深め、興味を持って接して下さるようになれば、望外の幸せです。


御 注 意(必ずお守り下さい)

 ここで取り上げる予定の諸実験は、意図的に自然とは違う環境を個体に与えるケースがございます。基本的に「個体を殺すことで何かを知ろう」という方向の実験はしないつもりでおりますし、そのための充分な配慮はするつもりでおりますが、指示事項と違う方法で実験を進めたり、あるいは必要な作業をしないまま放置した場合、その個体が死に至る危険性もございます。少々面倒なことでも、手順や方法をきちんと遵守下さいますよう、お願い申し上げます。
 なお、ここで紹介する実験につきましては、事前に一度実施し、経過を確認した上で取り上げておりますが、場合によっては、全く同じ方法で実験に臨んでも、事前に想定された結果に行き着かない可能性がございます。実験結果の可否、及び実験個体に関する状況など、この実験を実施することによって発生する全ての問題に対しまして、当ホームページ管理者及び当ホームページ、同じくジャパン・クレイフィッシュ・クラブは一切の責任を負いません。御参加各位の責任において、実験に御参加下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。