千葉ロッテ マリーンズ
紺LO帽子(跳ねO型)



使用期間 昭和48年〜昭和57年

展示No. M03
クロスキャップ製 球団承認タグ付き市販帽子

 細かいところも、気にし始めてしまえばどうしようもなくなるもので、19年の長きにわたって親しまれたロッテオリオンズの帽子も、細かく見て行くと、そのロゴの形状によって、前期と後期に分かれます。こちらでは、その前期バージョンにあたる「跳ねO型」を展示してみました。綱島理友氏が「週刊ベースボール」誌上にて発表された内容ですと、この帽子、昭和48年〜昭和57年まで使用されたデザインで、後期型と比べると、Lを取り囲むOの字が大きく跳ね上がっています。東京スタジアム最終年のロッテ帽子は、配色こそ違いますが、ロゴの構図的には後期型に近いものですから、どういう理由でこういう形に変わり、そして元に戻ったのかが、ちょっとわかりません。どちらが好みか・・・は別として、実に面白く、不思議なデザインですよね。
 デザインはともかく、この時期、ロッテは東京から仙台、そして川崎へと、まさに「苦渋の時代」のまっただ中にいたわけですが、エース村田の登場、そしてリー兄弟の競演、さらには張本3000本安打など、決して「ショボい球団」ではなかったのです。リー兄弟なんて、ホント凄かったんですよ!



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