西武 ライオンズ
太平洋白青帽子



使用期間 昭和48年〜昭和51年前期

展示No. L03
ライオンズ帽子頒布会製 球団承認タグなし特注帽子

 球界に大激震を走らせた「黒い霧」事件は、かつての王者、西鉄ライオンズにとって致命的なダメージを与えました。結局、西鉄は球団経営をあきらめることになりますが、それからしばらくの間、ライオンズは「受難の時代」を送ることになります。その第一弾が、太平洋クラブ・ライオンズ。親会社を持たないライオンズは、いわば「看板料」として「太平洋クラブ」を名乗ることになるわけで、西鉄ファンからすれば、きっと断腸の思いであったことでしょう。ただ、デザイン的には、従来の「常識」を打ち破った斬新なものが多く、そんな意味での話題は豊富な時期でありました。この帽子は、太平洋時代初年度のフランチャイズ(ホーム)用デザインです。


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