横浜 ベイスターズ
シーレックス帽子



使用期間 平成12年〜

展示No. B08
メーカー不詳 球団承認タグ付き市販帽子

 どちらかといえば「興行」よりも「育成」が重視される2軍チームは、有名選手を多く抱える巨人みたいな球団でもないと、なかなか単体では収益を出すことができません。必然的に、そういうところには充分な予算が回せず、施設も器具も、いわば「1軍のお下がり」であるケースが少なくありません。長い歴史の中でも「2軍専用のコスチューム」となりますと、かなり少ないのが実情です。
そのような中、西暦2000年という区切りの年に、独立採算制という「勇気ある一歩」を踏み出したのが、オリックスの2軍である「サーパス神戸」と、この「湘南シーレックス」なのでありました。穴吹工務店という大きなメイン・スポンサーを持つサーパスと比較しても、シーレックスは、まさに「地元密着の地域球団」。横須賀という土地にしっかりと根を張り、地元に愛される球団として、様々な工夫をしながら運営されているのです。
そして、新たに登場したユニフォームや帽子は、ベイスターズと違う趣の鮮烈なスカイ・ブルー! 「マリナーズもどき」と揶揄するファンもいましたが、実際に間近で見てみると、これがまた爽やかでカッコいいスマートなデザインではありませんか! インタビューでは、決まって「一日でも早く、ベイスターズのユニフォームが着られるよう、精一杯頑張ります」と口を揃える選手タチですが、「ウ〜ン、下手すりゃベイのユニよりカッコいいぞぉ」と思いながら眺めているファンも、意外と多いのではないだろうか・・・とさえ思うくらい、素敵なデザインなのでありました。



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