JCC・平成13年度総会&大消毒会


 JCCメンバーにとっては、年に1度のビッグ・イベントである「総会」ですが、今年度は、東京での実施が決定! 夏休みも残り僅かとなった8月26日(日)、全国各地から20名以上の精鋭ザリ・キーパーが集まり、板橋での特別展見学にショップ巡り、そして大消毒会と、大盛り上がりの一日となりました! 思わぬハプニング(?)も続出したこの日の様子を、ちょっとだけ御紹介しましょう。


昼過ぎに東京駅丸の内口に集合したメンバーは、地下鉄を乗り継いで、途中合流のメンバーと落ち合いながら、まずは板橋区立熱帯環境植物館(グリーンドーム)へと向かいます。今回の第1目的地であるこの植物館では、この日「夏休みわくわく生き物ワールド」という特別展が開催中! この中でのザリガニ・コーナーを、今回、我々JCCが全面的に協力した・・・というワケなんですね! 自分たちの日ごろの活動や研究が、こうした形で多くの人々の役に立つなんて、ホント、嬉しいモンです。マロンや白ザリなどが、こうしてデカデカと看板に描かれ、そしてそれを見に子どもたちが集まる日が来るなんて、ほんの5年前ですら、夢にも思いませんでしたものね。



館内に入り、いよいよ特別展の会場へ・・・。夏休みも残り僅かということからでしょうか、場内は、親子・家族連れで大盛況! 「果たして、俺の個体の写真は、上手く展示されているのかなぁ・・・」「コメントは、間違っていないかなぁ・・・」 多くの方に見ていただくものですから、否が応でも、ドキドキしてきてしまいます。



場内に入れば、メンバーは当然、ザリガニコーナーへと直行・・・ですね! この時、このコーナーだけ、なぜか「オッサン密度」が急上昇(苦笑)。展示個体やパネルへの、厳しいチェックが入ります。大の大人が、しかも水槽の個体だけじゃなくて、濾過システムをチェックするために、水槽の裏側とかを覗いちゃったりしているわけですから、周りから見たら、絶対「ヘンな人たち」に見えちゃうんでしょうねぇ、きっと・・・。1本の水槽を前に、10分以上ああだこうだと議論を交わす大人たち・・・。これだけでも、充分「異様」な風景です。



これが、今回、生体の水槽展示と一緒に掲出されたパネルの数々です。各メンバー自慢の個体写真に加えて、それぞれの種に関する細かい説明がなされており、各コーナーの展示を引き立てていました。自分の書いた文や、撮った写真がパネルになって飾られるのも嬉しいのですが、それを真剣に読み、子どもに教えているパパやママの姿や、「見て! このザリガニ、超カッコい〜!」みたいな歓声をあげる子どもたちの姿を見ると、つい嬉しくなっちゃったり・・・します。



「N山JCC飼育研究部副部長、会場の子どもから質問を受けている決定的瞬間!」・・・なのかどうかはわかりませんが、確かに当日会場で、何人かのメンバーは、子どもたちから質問攻めに遭っていました。そりゃあそうだよなぁ・・・。JCC飼育研究部のメンバーといえば、日本のザリ飼育界の先頭に立って引っ張っている最精鋭のグループだもんねぇ・・・。ちなみにこの時、JCC「人相の悪いオッサン」グループは、子どもたちが寄りつかないことをいいことに、セミの鳴き声コーナーで遊んだり、タマムシの標本を見て、「俺、ジャパン・タマムシ・クラブ作ろうかなぁ!」などと、大タワケをやらかしておりました(苦笑)。



会場を出たメンバーたちです。全国に散在しているJCCメンバーは、年に1〜2回しか会えない人たちがほとんど・・・。でも、そこは「ザリ愛」という強い絆で結ばれている間柄ですから、何の心配もありません。初参加のメンバーもいつの間にか溶け込んで、ちょっとした時間があれば、もう、このようにディープな「ザリ談義」が始まってしまうのです。写真だけだと和やかそうに見えますけど、これでもって、みんながみんな「こないだ水温2度下げたら、一斉に脱皮しちゃってさぁ〜」みたいな話をしているわけですから、脇を通る「一般ピープル」のみなさんが、怪訝そうな顔でこのグループを眺めて通り過ぎるのも、よくわかりますわ・・・なぁ(苦笑)。



板橋を後にした一行は、再び地下鉄を乗り継いで、一路銀座へ。都内では比較的ザリの多いショップの中から、今日は銀座の「パウパウアクアガーデン」に出向きます。さすがに生体を購入するメンバーまではいませんでしたが、地方のショップではなかなか揃えられない器具類などを購入するメンバーの姿は見られました。そして、偶然取材に来ていたTBS系列「ベストタイム」の撮影クルーに遭遇! JCC紅ザリ乙女団のリーダーである、我らがアイドルちー姉さまと、乙女団顧問のしだ兄の2人に、さっそくインタビューのマイクが向けられます。これが、その瞬間ネ! 一部に「ちー姉ちゃん無理やりインタビュー陰謀説」が流れましたが、それは根拠のない噂話・・・です。
ちなみに、この模様は、後日「満点パパ&ニセ織田無道」の映像とともに全国のお茶の間へ届きました。ちー姉ちゃんのインタビュー放映により、JCC女性会員が一気に倍増したとか、しないとか・・・。




そして、いよいよ恒例の「大消毒会」がスタート! 東京メンバーが探し回って予約した新橋の居酒屋さんでは、最大収容の個室を完全占拠! 2つのテーブルに分かれて、熱い「ザリ談義」のスタートです。ここでは、2枚の写真を合わせて全体の様子を御覧いただきましょう。ベテランメンバーに食いついて話を聞きまくる新人メンバー、サシで飼育論を戦わすメンバー、個体写真を見せ合ってああだこうだと夢を語るメンバー・・・と、熱い時間が流れて行きます。同じ志と、同じ夢を持つ人間同士だからこそ、時間が経つのも忘れられるんですよネ!



1次会終了後、新橋駅前にて・・・。2次会へ向かうメンバー、新幹線のホームへと急ぐメンバー・・・。楽しい思い出と、来年へのテーマを1人1人の胸に刻み、お開きとなりました。それぞれの「明日」が、また始まります。




御都合などであいにく参加できないメンバーの方もいらっしゃいましたが、年を追うごとに、熱く活発になってくるJCCの活動! 年に1度の「総会」以外にも、多くのオフ会やイベントなどが、メンバーの「人の輪」を確かなものにして行くのです。さあ、あなたも、JCCの「人の輪」に加わってみませんか?